3社の共同プロジェクト「Life Design Art」とは

「Life Design Art」は、東急イーライフデザイン、東急不動産、チャーム・ケア・コーポレーションの3社が、シニア住宅の開発や運営に携わる企業として、シニアライフの充実と若いアーティストの育成を支援することを目的に発足したプロジェクトです。

第1回のコンペティションでは、「居場所のエネルギー」をテーマに掲げて作品を募集し、651点もの応募をいただきました。
一次審査、二次審査の厳正なる審査を経て、グランプリ、各社賞、審査委員賞、入選の合計29点が選ばれ、3月末に第1回「Life Design Art」コンペティションの表彰式と特別展示会を行いました。
受賞作品は、今後、東急イーライフデザインが運営するシニア向け住宅「グランクレール」シリーズ等で常設展示される予定です。

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ご入居者にアートのエネルギーを届けたい

――まずは、「Life Design Art」を立ち上げた背景を教えてください。

Kさん:
「Life Design Art」(以下:「LDA」)は、当社と親会社である東急不動産、資本提携を結ぶチャーム・ケア・コーポレーションの3社の共同プロジェクトとして発足しました。
実は、チャーム・ケア・コーポレーションでは、以前からアート公募プロジェクトを行っており、素晴らしい実績を残されています。アーティストの支援を継続すると同時に、ご入居者が暮らす住まいにアートの力を還元し皆さんに元気になっていただきたいという取り組みに、当社も感銘を受け共感しました。

そこで、当社のグランクレールシリーズにご入居されているご入居者の方々にもアートのエネルギーを届けたいと思い、「LDA」の企画が立ち上がりました。

シニアと若手アーティスト、それぞれの「居場所」

――第1回のテーマである「居場所のエネルギー」にはどのような想いが込められているのですか?

Hさん:
テーマを検討するにあたり、3社に共通している「住まい」や「住宅」を軸に置くことに加え、若いアーティストたちがこれから活躍していく場所という意味も込めたいと考えていました。
そうした想いから、「住まい・住宅」ではなく、「居場所」という言葉にたどり着きました。
「居場所のエネルギー」には、シニアの皆様にとっては安心できる場所、若いアーティストにとっては夢を追いかける場所。それぞれの「居場所」が交差して、社会にポジティブなエネルギーが広がるように、という想いが込められています。
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地道な活動が生んだ651点の応募

表彰式では受賞作品のアーティストと審査委員がギャラリートークを行いました

――実際にプロジェクトを始動し、大変だったことや課題に感じたことはありますか?

Kさん:
私たちにとってアートの世界は、全く未知の領域だったため、まずはこのプロジェクトをアーティストの方たちに知っていただくことが課題でした。
今回のプロジェクトでは、美術大学の先生方や著名なアーティストの方にも審査委員として加わっていただいたため、私たちも美術大学に出向き、直接学生さんに声をかけるなど少しずつ認知を広めました。
また、Instagramのアカウントを作成してご案内するなど、地道な草の根活動も行い、フォロワー数は着実に増えてきました。

そうした地道な活動が実を結び、当初目標数を大幅に上回る、651点もの作品の応募が集まりました。

――若いアーティストにとって、「LDA」に応募することはどのような魅力があったのだと思いますか?

Hさん:
多くのアート公募では、出展料や送料などがかかり、学生さんや若いアーティストの方にとってハードルが高いと感じることもあるそうです。
「LDA」では、出展料は無料ですし、一次審査はWEBによる応募のため、出展経験のないアーティストの方や学生さんでも応募しやすいことが、魅力のひとつだったのではないかと思います。

審査にはグランクレールらしさも反映

グランプリ受賞作品の「舟を漕ぐ」と、アーティストの劉峻如さん

――651点の応募の中から、29点が受賞、入選作品として選ばれましたが、どのような審査基準で選出されたのですか?

Kさん:
作品の審査には、美術大学の理事長や副学長、学芸員の先生方など、著名な方々が審査委員として携わってくださいました。作品から伝わるエネルギー各アーティストの想い美術的な手法など、プロならではのさまざまな観点が審査基準になっています。

審査委員の方からは、
「シニアの皆様が作品をご覧になって、昔を思い出して元気になろうと思ったり、心身の根っこが活気づいたりする力を感じた」
「多彩なバリエーションがあり、今後の活躍が楽しみになった」
「人の心を揺さぶり、思い起こさせるような作品」

など、高い評価をいただいています。

アートを通じて新しい価値を創出したい

――第1回「LDA」を通してどのような成果が得られましたか?

Hさん:
「LDA」の運営に携わったことで、若いアーティストの方たちが出品する場が限られていることや、せっかく手掛けた作品を保管したり飾ったりする場所がなく困っていることなどを初めて知りました。
こうした若いアーティストの方たちに「居場所」を提供できたことは、「LDA」の大きな成果であると感じています。
また、受賞者の方からは、「ご入居者の生活の一部になることが嬉しい」というコメントを多くいただき、「LDA」のコンセプトがしっかり伝わり、価値を感じていただけたことを実感しています。

第1回「LDA」の受賞や入選をきっかけに、若いアーティストの方たちの活躍の場が広がり、「グランクレール」にお住いのご入居者との交流の幅を広げられることが、このプロジェクトの理想的なかたちのひとつだと思っています。

――「LDA」の今後の展望についてお聞かせください。

Kさん:
第1回「LDA」の成功を受け、すでに第2回の計画を進めているところです。第1回で受賞した作品は、「グランクレール」の各住宅等に、1点ずつ常設展示される予定ですが、第2回、第3回と回数を重ねるごとに、展示作品を少しずつ増やし、グランクレール」の空間に厚みを持たせていきたいと考えています。

また、アーティストの方を住宅に招いて、ご入居者と一緒に作品をつくる「アートレクリエーション」という活動もチャーム・ケア・コーポレーションと連携して実施しているところです。

こうした活動を通して、グランクレールが、若いアーティストの方たちにとって夢へと羽ばたくきっかけの場所になれば嬉しいです。

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