飲食業から究極のサービスと言われたシニア事業へ転身
――まずは、東急イーライフデザインに入社した経緯やこれまでのご経歴を教えてください。
大学時代は機械工学を学び、卒業後はエンジニアを目指すはずでした。ですが、とあることをきっかけに全く畑違いの飲食業に興味を持つようになり、卒業後10年ほど従事していました。
飲食業に携わる中で、接客やサービス業への興味がより強くなり、ゆくゆくは独立したいという夢も持ち始めました。
そうした想いを抱えながら将来を模索していた頃に、当時究極のサービスとも言われていたシニア事業へと飛び込むことにしたんです。
その後、2010年に東急イーライフデザインへ入社することになりました。
ご縁があって前職の住宅を東急イーライフデザインが事業承継したこともあり、シニア事業の社歴としては20年ほどになります。
お陰様で先日、永年勤続20年の表彰もしていただきました。
大学時代は機械工学を学び、卒業後はエンジニアを目指すはずでした。ですが、とあることをきっかけに全く畑違いの飲食業に興味を持つようになり、卒業後10年ほど従事していました。
飲食業に携わる中で、接客やサービス業への興味がより強くなり、ゆくゆくは独立したいという夢も持ち始めました。
そうした想いを抱えながら将来を模索していた頃に、当時究極のサービスとも言われていたシニア事業へと飛び込むことにしたんです。
その後、2010年に東急イーライフデザインへ入社することになりました。
ご縁があって前職の住宅を東急イーライフデザインが事業承継したこともあり、シニア事業の社歴としては20年ほどになります。
お陰様で先日、永年勤続20年の表彰もしていただきました。
シニア事業の奥深さに魅了された20年
――飲食業からシニア事業への転身に不安や戸惑いなどはありませんでしたか?
飲食業からスタートしたことも含めて、軸としては「人とのつながりを大切にしたい」という想いがありました。そうした想いをベースにしていたからこそ、シニア事業にも違和感なく飛び込むことができました。
正直な話をすると、もともと独立の夢があったので、転身した当初は「サービスを学んだのだから、次は独立の夢に向けて進もう」と思っていたんです。
しかし、東急イーライフデザインに入社して以来、シニア事業の奥深さにすっかり魅了されて、その面白さにハマってしまい今日まで至っています。
シニア事業に関わって20年経ちますが、今でも好きだなと思える仕事です。
飲食業からスタートしたことも含めて、軸としては「人とのつながりを大切にしたい」という想いがありました。そうした想いをベースにしていたからこそ、シニア事業にも違和感なく飛び込むことができました。
正直な話をすると、もともと独立の夢があったので、転身した当初は「サービスを学んだのだから、次は独立の夢に向けて進もう」と思っていたんです。
しかし、東急イーライフデザインに入社して以来、シニア事業の奥深さにすっかり魅了されて、その面白さにハマってしまい今日まで至っています。
シニア事業に関わって20年経ちますが、今でも好きだなと思える仕事です。
「私らしくを、いつまでも。」の実現に向けた旗振りが大きな役目
――入社後はどのような業務に携わってきましたか?
東急イーライフデザインへ入社してから、しばらくはグランクレール馬事公苑で支配人を担っていました。その後、東京エリアの統括支配人を経て、2018年から本社の人事部へと配属されました。
人事部では、ひとつの住宅だけではなく全体の採用や育成にも携わり、さらに取締役会などを所管するセクションでもあったので、幅広い業務に従事していました。
――現在の仕事内容について教えてください。
業務としては、目先のことも含めると多岐に渡りますが、会社のビジョンを形にするために旗を振って引っ張っていくことが最大の役割だと思っています。
お客様から選ばれ続ける会社であるために、何をしなければいけないかを考えて実行することが大きなミッションのひとつです。
当社では、「私らしくを、いつまでも。」をひとつのステートメントとして掲げています。その理念をご入居者・お客様にも社員にも「ありたい姿」として掲げてもらい、そこに向けて会社を発展させていくことが私の役目だと自負しています。
サービスを通じて企業価値を高めていくことも大事なミッションのひとつですが、ご入居者・お客様があってこそ成り立っているという想いを忘れずに役割を果たしていきたいです。
東急イーライフデザインへ入社してから、しばらくはグランクレール馬事公苑で支配人を担っていました。その後、東京エリアの統括支配人を経て、2018年から本社の人事部へと配属されました。
人事部では、ひとつの住宅だけではなく全体の採用や育成にも携わり、さらに取締役会などを所管するセクションでもあったので、幅広い業務に従事していました。
――現在の仕事内容について教えてください。
業務としては、目先のことも含めると多岐に渡りますが、会社のビジョンを形にするために旗を振って引っ張っていくことが最大の役割だと思っています。
お客様から選ばれ続ける会社であるために、何をしなければいけないかを考えて実行することが大きなミッションのひとつです。
当社では、「私らしくを、いつまでも。」をひとつのステートメントとして掲げています。その理念をご入居者・お客様にも社員にも「ありたい姿」として掲げてもらい、そこに向けて会社を発展させていくことが私の役目だと自負しています。
サービスを通じて企業価値を高めていくことも大事なミッションのひとつですが、ご入居者・お客様があってこそ成り立っているという想いを忘れずに役割を果たしていきたいです。
互いの仕事を知り、相互理解を深めることが大切
――支配人時代と、本社にいる現在とではどのような役割の違いを感じていますか?
当然のことながら、一番大きな違いは目の前にご入居者がいるか、いないかということです。
支配人時代は、目の前のご入居者と対峙しながら必要なケアを直に感じ取ることができましたが、本社ではあくまでも想定の上で考えることしかできません。そのため、現場と本社とでは、どうしても温度差を感じてしまうこともあります。
そうした温度差を埋めるには、積極的に住宅へ足を運び、それぞれの仕事を知ることが大切だと感じています。ただ声を聞くだけでなく、互いのポジションとして実際に汗をかくことで、相互理解を深めることができるはずです。
私自身も、現場時代には「本社スタッフにもっと足を運んでほしいな」と感じることもありました。だからこそ、今でも日誌などに目を通したり、こまめに連絡を取ったりしながら、スタッフの声をすくい上げることを意識しています。
当然のことながら、一番大きな違いは目の前にご入居者がいるか、いないかということです。
支配人時代は、目の前のご入居者と対峙しながら必要なケアを直に感じ取ることができましたが、本社ではあくまでも想定の上で考えることしかできません。そのため、現場と本社とでは、どうしても温度差を感じてしまうこともあります。
そうした温度差を埋めるには、積極的に住宅へ足を運び、それぞれの仕事を知ることが大切だと感じています。ただ声を聞くだけでなく、互いのポジションとして実際に汗をかくことで、相互理解を深めることができるはずです。
私自身も、現場時代には「本社スタッフにもっと足を運んでほしいな」と感じることもありました。だからこそ、今でも日誌などに目を通したり、こまめに連絡を取ったりしながら、スタッフの声をすくい上げることを意識しています。
企業としての大きな成長を実感
――入社から20年を経て、変化を感じたことはありますか?
本社に異動してからは特に、会社の規模や社員数の成長を実感しています。
私が入社した頃は、当社の運営住宅は神奈川が中心で東京には3住宅しかありませんでしたが、今はすべてで24住宅にまで増えました。社員数も400人程度から、1000人規模の会社へ大幅に成長しています。
住宅数も社員数も、さらに売上も入社当初と比べて倍以上に増え、企業としての大きな成長を感じます。
東急不動産のグループである知見を活かして、しっかりと実績が生まれるような住宅の展開ができていることは、当社の大きな強みでもあります。
本社に異動してからは特に、会社の規模や社員数の成長を実感しています。
私が入社した頃は、当社の運営住宅は神奈川が中心で東京には3住宅しかありませんでしたが、今はすべてで24住宅にまで増えました。社員数も400人程度から、1000人規模の会社へ大幅に成長しています。
住宅数も社員数も、さらに売上も入社当初と比べて倍以上に増え、企業としての大きな成長を感じます。
東急不動産のグループである知見を活かして、しっかりと実績が生まれるような住宅の展開ができていることは、当社の大きな強みでもあります。
責任やリスクも抱えながら大きな変革期を迎えている
――これまでも大きく発展してきた東急イーライフデザインですが、今後の展望などがあれば教えてください。
東急イーライフデザインは、2003年に設立し、会社として20年以上の歴史を刻んできました。
2025年1月には、これまで親会社である東急不動産の資産だった住宅が、東急イーライフデザインの所有に一本化されることになり、会社として大きな分岐点を迎えています。
今年度から中期計画もスタートし、今年度と来年度は、改めて自分たちの強みを活かして基盤を作り直す変革期と捉えています。
住宅が自社の所有になったことで、これまで以上に安心安全な住宅運営が求められ、企業としての責任やリスクも大きくなりますが、その分やりがいも大きくなります。
変革期の先にはさらなる成長期を迎えることになるので、社員へも成長期を目指して「やらされているのではなく、自ら考えて結論を出すことを大切にしてほしい」と伝えています。
一人ひとり、仕事をする上で大なり小なり大切にしているものを持っているはずなので、それらを軸として仕事に取り組むことで、会社としてさらなる成長を目指せると信じています。
東急イーライフデザインは、2003年に設立し、会社として20年以上の歴史を刻んできました。
2025年1月には、これまで親会社である東急不動産の資産だった住宅が、東急イーライフデザインの所有に一本化されることになり、会社として大きな分岐点を迎えています。
今年度から中期計画もスタートし、今年度と来年度は、改めて自分たちの強みを活かして基盤を作り直す変革期と捉えています。
住宅が自社の所有になったことで、これまで以上に安心安全な住宅運営が求められ、企業としての責任やリスクも大きくなりますが、その分やりがいも大きくなります。
変革期の先にはさらなる成長期を迎えることになるので、社員へも成長期を目指して「やらされているのではなく、自ら考えて結論を出すことを大切にしてほしい」と伝えています。
一人ひとり、仕事をする上で大なり小なり大切にしているものを持っているはずなので、それらを軸として仕事に取り組むことで、会社としてさらなる成長を目指せると信じています。
ご入居者から教わった「感謝と愛」を大切にし続けたい
――仕事をする上でどのようなことを大切にしていますか?
1つ目は、感謝をすること、2つ目は、愛することを大事にしています。「愛すること」というと大げさに感じて驚かれてしまうかもしれませんが、これは支配人時代に出会ったご入居者との関わりの中で気づいたことなんです。
そのご入居者の方は、お若い頃に海外に学校をつくられたそうで、設立の背景などを伺うと、その方にとって学校を創って、学ぶ機会をつくる・支援をすることが愛情表現だったということをうかがいました。
お話を聞いてから、ご入居者お一人おひとりの人生や背景を尊重しながらサポートすることが、私の愛情表現のひとつなのかなと思えるようになりました。
それ以来、このふたつはずっと大切にし続けていることです。
シニア事業は、「サービスを提供する、される」という関係性ではありますが、実際にはご入居者から多くのことを学ばせていただいています。
ご入居者から教わったことを胸に、これからも自分なりの「愛」の表現をこの会社で表していきたいと思っています。
1つ目は、感謝をすること、2つ目は、愛することを大事にしています。「愛すること」というと大げさに感じて驚かれてしまうかもしれませんが、これは支配人時代に出会ったご入居者との関わりの中で気づいたことなんです。
そのご入居者の方は、お若い頃に海外に学校をつくられたそうで、設立の背景などを伺うと、その方にとって学校を創って、学ぶ機会をつくる・支援をすることが愛情表現だったということをうかがいました。
お話を聞いてから、ご入居者お一人おひとりの人生や背景を尊重しながらサポートすることが、私の愛情表現のひとつなのかなと思えるようになりました。
それ以来、このふたつはずっと大切にし続けていることです。
シニア事業は、「サービスを提供する、される」という関係性ではありますが、実際にはご入居者から多くのことを学ばせていただいています。
ご入居者から教わったことを胸に、これからも自分なりの「愛」の表現をこの会社で表していきたいと思っています。
あらゆる世代が安心して過ごせる街づくりを目指して
――今後の目標についてお聞かせください。
現在はシニア事業に従事していますが、将来的にはさまざまな世代の方たちが、一緒に安心して過ごせるようなコミュニティづくりにつながる役割を担いたいと思っています。
もちろん、東急イーライフデザインの一員として、さらに広い視野で社会づくりに貢献していくことが大きな目標のひとつです。
とは言え、年齢的には定年が迫ってきています。退職後はのんびり小さな喫茶店でも開いて、数十年来の夢だった独立を実現させたいなとも密かに思っています(笑)。
現在はシニア事業に従事していますが、将来的にはさまざまな世代の方たちが、一緒に安心して過ごせるようなコミュニティづくりにつながる役割を担いたいと思っています。
もちろん、東急イーライフデザインの一員として、さらに広い視野で社会づくりに貢献していくことが大きな目標のひとつです。
とは言え、年齢的には定年が迫ってきています。退職後はのんびり小さな喫茶店でも開いて、数十年来の夢だった独立を実現させたいなとも密かに思っています(笑)。