東急イーライフデザインの「環境経営」

東急イーライフデザインでは、ご高齢者に向けた介護・福祉サービスの提供だけにとどまらず、東急不動産ホールディングスグループ全体の方針に基づいた「環境経営」にも力を入れています。

この環境経営は、東急不動産ホールディングスが掲げる長期経営方針の一環として位置づけられていて、「脱炭素社会」「循環型社会」「生物多様性の保全」といった重点課題への対応が全社的に進められています。当社でも、そうしたグループの動きと連動しながら、自社の事業内に活かせる環境活動を展開しています。

▼東急不動産ホールディングスグループの「環境経営」については、こちらをご覧ください。
東急不動産ホールディングス株式会社:長期経営方針

▼東急イーライフデザインの環境への取り組みについては、こちらをご覧ください。
株式会社東急イーライフデザイン:環境への取り組み

via 東急イーライフデザイン 会社案内より抜粋
たとえば今回ご紹介する「芋緑化プロジェクト」「衣料品回収ボックスの設置」も、そうした取組の一環です。いずれも、ご入居者の生活に身近な形で環境課題と向き合う工夫がなされており、住宅での暮らしの中で自然と環境意識を育めるような仕組みづくりを目指しています。

東急イーライフデザインは、「ご高齢者向けサービスの会社」という枠にとどまらず、持続可能な社会づくりにも積極的に関わっていくことを大切にしています。環境経営に関する取組は、今後さらに広がりを見せる予定です。こうした活動を通じて、ご入居者にとっても、働くスタッフにとっても「より良い未来」をつくっていける会社でありたいと考えています。

今回は、東急イーライフデザインの環境の取組に携わっている企画推進部のMさんに話を聞きました。

現場経験を活かし、幅広い業務を行う企画推進部へ

──Mさんのこれまでの経歴や現在の仕事内容について教えてください。

私は2021年に新卒で東急イーライフデザインへ入社しました。入社後は約2年間、介護職として住宅での現場経験を積みました。その後、本社へ異動となり、最初は事業推進部に所属しておりました。
ちょうどそのタイミングで、2024年4月に開業したグランクレールHARUMI FLAGの開業準備業務に携わりました。

現在は企画推進部に所属し、幅広い業務に携わっています。たとえば今回テーマとなっている環境への取組の推進もその一つですが、ほかにも社外との連携が必要となるコンサルティングや運営受託、M&Aの検討、さらにはイベントの企画・実施に伴うプロジェクト推進など、多岐にわたる業務を担当しています。

社内外問わず関わる領域が広いため、毎日が新しい学びの連続です。芋緑化や衣料品回収ボックス設置といった取組は業務の一部ではありますが、社内における環境経営の推進という意味では重要な役割を担っていると感じています。

屋上でサツマイモを育てる「芋緑化プロジェクト」に込めた想い

via グランクレール成城屋上の空調室外機に設置された「室外機芋緑化システム」
──「芋緑化プロジェクト」について教えてください。

「芋緑化プロジェクト」は、バケツほどの大きさの布袋に土とサツマイモの苗を入れ、住宅の屋上に設置されている空調室外機の間に設けた架台に多数つるして栽培する仕組です。

東急イーライフデザインの運営するシニア向け住宅では、共用部分等にマルチエアコンを採用しており、室外機が屋上等に並べられております。ですが、直射日光が当たり、さらに室外機からの排熱によって周囲の気温が上昇し、空調効率が下がってしまうことが課題でした。そこで、「芋緑化」のシステムにより、植物による日陰と蒸散効果が生まれ、周囲の温度を下げ、空調機器の効率向上を図ることが可能です。

この取組は2024年度からスタートし、今年は一列に14袋分を設置しました。設置場所は屋上ということもあり、通常のメンテナンスは住宅の営繕担当が対応していますが、水やりなどは自動化されているため、住宅スタッフの負担は比較的軽減されています。

また、育てたサツマイモは、ご入居者に収穫体験として一緒に参加いただく機会も設けています。実際に今年度は110本以上のサツマイモが収穫され、前年よりも収穫量が増えました。
収穫後のサツマイモは住宅内に展示されており、ご入居者からも「こんなことをしているなんて知らなかった」といった驚きや、「立派なサツマイモですね」といった喜びの声をいただいています。

芋緑化プロジェクトは、環境への配慮とご入居者とのコミュニケーションの両面で価値のある取組だと感じています。屋外に出るのが難しい方にとっても、住宅内で自然と触れ合える機会があることは、大きな魅力ではないでしょうか。

このプロジェクトは、東急不動産ホールディングスグループが掲げる「環境経営」の方針の一環でもあり、当社としても今後さらに展開を広げていく予定です。
既存のグランクレールの中には、開業から20年ほど経過している住宅もあり、今後ますます設備投資が必要になると考えています。そうした住宅においても、芋緑化の取組で少しでも貢献できればと考えています。

via グランクレール成城の屋上で収穫できたサツマイモ

身近な行動で環境貢献。「衣料品回収ボックス」設置の裏側

──続いて、衣料品回収ボックスの設置について教えてください。

当社では、環境経営の一環として、衣料品回収ボックスを設置いたしました。2024年度11月より一部住宅でトライアル運用を開始し、3か月間で一定の成果が得られたことから、2025年6月より本格運用をスタートしました。現在は、すべての住宅において、衣替えの時期である6月と10月に回収ボックスを1か月間設置し、ご入居者や住宅のスタッフの方々に活用いただいています。

この取組では、ご家庭で不要になった衣料品を回収ボックスに入れていただくだけで、気軽に環境貢献につながる仕組みをつくることを目指しています。実際に一住宅あたりで約60kgほど集まるなど、多くの衣類が回収されています。

「芋緑化プロジェクト」と同じく、東急不動産ホールディングスグループ全体の環境経営の一環として、当社でも「自分ごと化」しやすいテーマである衣料品回収に取り組むことで、ご入居者にも環境への意識を自然に高めていただける機会づくりを行っています。

ご入居者の中には、ファッションがお好きで多くの衣類をお持ちの方もいらっしゃいます。「服を整理する」という日常的な行動が、そのまま社会貢献につながることを実感いただけるのは、この活動の大きな魅力です。

回収された衣類は、提携業者を通じて繊維単位で再資源化され、リサイクル製品へと生まれ変わっていきます。現在のところ、当社としては回収までを担当していますが、今後は「どのようにリサイクルされたのか」「どんな製品になったのか」といった続報を、よりわかりやすい形でご入居者にお届けできるような仕組みも検討していきたいと考えています。

衣料品回収ボックスの取組も、芋緑化プロジェクトと同様、環境への貢献とご入居者の生活に密着した取組の両立を目指したものです。こうした活動を通じて、介護・福祉という枠を超えて、社会全体に貢献できる存在でありたいと考えています。

環境への取組を通じて、ご入居者の“暮らし”に寄り添うやりがい

――Mさんが現在の仕事で感じるやりがいをお聞かせください。

入社から2年間は介護職として住宅に勤務し、ご入居者と日々接する中で直接的なやりがいを感じていました。
本社へ異動してからは、対企業向けの業務やプロジェクトに携わることが増え、現場との距離を感じることもありましたが、今回のような環境の取組に関しては、再び「ご入居者の生活」に寄り添える業務に関われているという実感があります。

芋緑化や衣料品回収ボックスの設置といった活動は、どちらもご入居者の日常に関わるテーマです。直接お話しする機会は少なくなったものの、こうした取組が生活の中で目に触れたり、体験につながったりすることで、ご入居者にポジティブな影響を与えられることにやりがいを感じています。

現時点では、まだ認知は十分とは言えず、反響やお褒めの言葉を多くいただけている状況ではありません。しかし、だからこそ今後、ご入居者の方々にこうした取組をもっと知っていただき、「環境にも配慮した住宅なんだ」と実感していただけるよう、住宅と連携を強化していきたいと考えています。

企画推進部では、環境への取組が主な業務の一つとなっており、今後も継続的に取り組んでいく予定です。現在は芋緑化と衣料品回収の2つが中心ですが、それ以外にもグループ全体の取組と連動しながら、新しい施策を柔軟に取り入れ、より多角的なアプローチを模索していきたいと思っています。

現場との連携で課題を乗り越える

――環境への取組をする中で、大変だったエピソードはありますか。それをどのように乗り越えたかについても教えてください。

環境に関する施策は意義あるものですが、実際に取組を進める中では、さまざまな課題もあります。特に大きなポイントとなるのが、「日々の運営に支障をきたさず、現場に過度な負担をかけずに実施できるかどうか」です。

衣料品回収ボックスの設置においても、住宅のスタッフの皆さんにご協力いただく部分がどうしても発生します。そのため、できる限り現場の手間を減らすことを意識し、たとえば回収作業は業者に依頼したり、住宅のスタッフには設置や袋の交換程度にとどめたりと、工夫を重ねています。

また、スムーズに運用できるよう、事前にQ&A形式の説明資料を用意し、よくあるご質問に対応できるような体制を整えました。こうした準備をしておくことで、各住宅での混乱や負担を軽減するよう努めています。

ありがたいことに、現場から大きなクレームなどは今のところなく、むしろ「設置期間を延ばせないか」といった前向きなご意見をいただくこともあります。これは、ご入居者からの反応や声があってのことだと感じており、環境への取組が少しずつ浸透してきている証拠だと思っています。

ご入居者にも社会にも貢献できる取組を

――Mさんの今後の目標を教えてください。

現在は本社の企画推進部に所属しており、社内外のさまざまなプロジェクトに携わっています。その中で、現場でご入居者と直接関わる機会は減ってきていますが、今回の芋緑化や衣料品回収のように、間接的にでもご入居者の生活に寄与できる取組を今後も増やしていきたいと考えています。

また、企画推進部の業務の一つとして、社外に向けたコンサルティングやM&A、運営受託の支援なども行っており、今後はそうした外部との連携強化にも力を入れていきたいと考えています。
まだ経験が浅い分野も多くありますので、社内の関連部署や住宅スタッフの皆さんとコミュニケーションを重ねながら、実務経験を積み、より会社に貢献できるようになりたいです。

働きやすさと挑戦の両立。東急イーライフデザインで描くキャリア

――最後に入社を検討している方へのメッセージをお願いします!

東急イーライフデザインは、シニア向け住宅の運営事業を軸に、ご高齢者の皆様の暮らしを支える事業を展開しています。私自身も入社当初は介護職として現場経験を積み、その後、本社に異動して現在の業務に携わっています。

「介護」というと、世の中的には人手不足や少子高齢化といった課題から、どこかマイナスな印象を持たれることもあるかもしれません。しかし、当社ではそうした社会課題に対しても、DXや業務効率化などに積極的に取り組んでおり、現場スタッフがより働きやすい環境を整えようと本社一丸となって支援しています。

また、最近ではアジア圏を中心に、海外からの視察や問合せも増えており、日本のシニア向け事業への関心の高さを実感しています。特に当社が力を入れている「自立の方向けレジデンス」は、海外でも注目されている分野です。将来的には、国内だけでなく国際的にも事業を広げていく可能性があると感じています。

介護の現場で働きたい方はもちろん、企画や経営、環境分野などに興味のある方にとっても、東急イーライフデザインは幅広い挑戦ができるフィールドがあります。少しでも「面白そう」と感じていただけたなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

▼当社における海外企業との業務委託契約に関する記事は、こちらをご覧ください。
初の海外事業をけん引!自信を持って働ける会社で新たなシニア向け事業を展開したい
※本記事に掲載されている情報は、2025年10月10日時点の情報です。

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