ワークライフバランスの基本理解

そもそも「ワークライフバランス」とは、仕事とプライベートの調和が取れている状態のことを指します。
ただし、単に時短勤務をしたり残業時間を減らしたりして働く時間を短くするだけでは、ワークライフバランスの実現とは言えません。
働く時間が短くなれば、給与や手当が減り、充実したプライベートを送れなくなる可能性があるからです。
本質的なワークライフバランスの実現とは、個々の価値観やライフスタイルに基づいて、仕事とプライベートのどちらも充実させ、ストレスの軽減や生産性の向上につながる働き方を叶えることです。

介護職における働き方の現状と課題

多くの方がワークライフバランスを重視した働き方を望む一方で、介護職がワークライフバランスを実現しづらいと感じてしまうのはなぜなのでしょうか。

有給休暇が取得しづらい

日本は世界でも類を見ないスピードで超高齢化社会を迎えており、介護業界では、要介護者の増加に伴う人手不足が大きな課題になっています。
人手不足により、希望通りの休みが取れず、「休みづらい」と感じる介護職員も少なくありません。
実際に、半年以上同じ事業者に勤務する場合、年間10日~20日の有給休暇が付与され、5日以上取得することが義務付けられていますが、介護職の有給休暇取得実績は、他業種と比較して低水準に留まるケースも見受けられます。

一方で、そうした課題の解決に向け、有給休暇の取得率を高めたり、独自の休暇制度を設けたりして、積極的な休暇取得を促している企業もあります。

時間外労働の常態化

慢性的な人手不足により、残業が当たり前になっている職場があることも介護職の現状です。
中には、介護記録の作成やシフト交代時の引継ぎなどを勤務時間終了後に行っているケースもあり、実質的なサービス残業状態になっている職場もあるようです。

一方で、近年では労働環境の管理体制を強化し、残業時間の削減に力を入れている事業所も増えているため、実際の働き方や社員の声などをもとに働き方の現状を確認しておくと安心です。

生活リズムが不規則になりやすい

介護の現場は、多くの場合24時間体制で運営しているため、夜勤や交代制勤務により生活リズムが不規則になりやすいことも課題のひとつです。
また、人手不足により急な出勤を求められるケースもあるようです。
勤務先を検討する際は、勤怠の管理体制やフォロー体制などもチェックしておくことをおすすめします。

介護職でワークライフバランスを向上させるコツ

人手不足や不規則な勤務体制など様々な課題を抱える介護職で、ワークライフバランスを叶えるにはどうしたら良いのでしょうか。
ここからは、介護職がワークライフバランスを整えていきいき働くためのコツを紹介します。

柔軟な勤務形態

ワークライフバランスを実現させるには、柔軟な働き方が叶えられる環境が整っていることが重要です。

柔軟な勤務形態の一例

  • 産休・育休後の復帰実績
  • 時短勤務制度の活用
  • シフトの希望が叶いやすい環境整備 など



多様な働き方をしているスタッフが揃っている企業であれば、ライフスタイルに合わせた働き方を実現しやすくなります。
結婚や出産など、ライフステージの変化に合わせた働き方を叶えるうえでも、柔軟な勤務形態を用意している企業は働きやすいといえるでしょう。

休暇取得の推進

積極的に休暇の取得を推進している企業も、ワークライフバランスを叶えやすい企業と言えます。

休暇取得推進の一例

  • 管理職もスタッフも休みを取りやすい環境
  • 連休取得が可能
  • 有給以外の多様な休暇制度 など



休暇取得を推奨している企業は、スタッフ同士の協力体制が根付いている企業とも言えます。
中には会社を挙げて組織的に連休取得を推奨している企業もあります。
「この日は出勤できるので、この日は休ませてほしい」などと互いに相談しやすい環境が整っていることで、ストレスなく安心して働くことができ、ワークライフバランスを実感できるでしょう。

東急イーライフデザインでは、連続した5日以上の休暇を取得できる「リフレッシュ休暇制度」を導入し、積極的に休むことを推奨しています。
実際に多くの社員がリフレッシュ休暇を取得し、帰省や旅行、趣味など、充実したプライベートを過ごしています。

▼「リフレッシュ休暇」についてはこちらの記事でも紹介しています。

キャリアアップ・スキルアップの支援

仕事で充実感を得るには、キャリアアップやスキルアップを目指せる環境が整っていることも重要なポイントです。

キャリアアップ・スキルアップ支援の一例

  • 明確な評価制度
  • 資格取得支援
  • キャリアアップ研修 など



特に介護職は、資格取得によって業務の幅が広がりキャリアアップに直結することも多いため、働きながら資格取得を目指せる環境はモチベーションアップにもつながるでしょう。

東急イーライフデザインでは、社員のスキルアップとキャリア形成を後押しする「自己啓発支援制度」を設けています。
この制度は、資格取得を支援する制度で、対象資格は介護関連に関わらず、ITや事務、語学など多岐にわたります。
資格取得を目指してスキルを身につけることで、業務の効率化を推進できるようになり、結果として残業時間の削減など、ワークライフバランスの向上にもつながっています。

▼「自己啓発支援制度」についてはこちらの記事でも紹介しています。

DXの導入による業務改善

IT化の普及に伴い、介護記録のデジタル化やIT技術を活用し、業務の負担軽減に取り組む企業も増えています。
特に介護記録や日報の作成は、時間外労働の大きな原因にもなっており、ITツールの活用は業務の負担軽減に大いに役立っています。
また、人感・動作センサーの導入やインカムによるスタッフ同士の連携などを活用して業務効率化を図っている企業も少なくありません。
DXの導入によって業務負担の軽減に取り組む企業であれば、安心感ややりがいを実感しながら働けるのではないでしょうか。

まとめ

超高齢化社会を迎え、深刻な人手不足を抱える介護業界では、心身ともに負担が大きく働き方に不満を抱える方も少なくありません。
しかし、ワークライフバランスを向上させることで、負担やストレスを軽減し、やりがいを感じながらいきいきと活躍することも可能です。
単に働く時間を短くするだけでなく、業務負担を軽減し、柔軟な働き方ができるような職場を選ぶことで、ワークライフバランスを叶えることができるでしょう。
また、ワークライフバランスを充実させることは、スタッフ自身の幸せだけでなく、ご入居者への質の高いケアにも直結します。
ぜひあなた自身にあったワークライフバランスが保てるような働き方を見つけて、より良い介護ケアの実現を目指してみてはいかがでしょうか。

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